モーメントオブトゥルース『真実の瞬間』①

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美容師の心得

再来してもらいたい

•英語でMoment of Truth 「真実の瞬間」と訳され、「お客様の心理が動かされたタイミング」を表します。よく、消費者行動心理をリサーチする時に使われます。
またこのお店に来たい、もしくは、二度とこのお店に来たくない、と思う瞬間は必ずあります。

スカンジナビア航空の場合

•スカンジナビア航空(SAS)の元社長ヤン・カールソン著(ダイヤモンド社)の本の中で紹介されています。

•「顧客にサービスを提供する現場の従業員の印象が、最初の15秒間」

•スカンジナビア航空で、お客様に対応した従業員の平均時間が15秒だったそうです。

•計算すると15秒で5000万回、スカンジナビア航空の印象に影響を与えている。といった内容です。

•企業の成功を左右するのが、従業員の印象ということを指しています。

飲食店での場合

•「ホームページのメニューが古いまま更新されていなかった」
「予約してから行ったのに、入口で待たされた」
「机においてあるメニュー表がやぶれて汚いまま」
「その料理店じたい携帯電話の電波が圏外
 (遅れてくる方と連絡がとりづらい)など」

•このように、料理だけの評価ではない、お店の対応(環境)にモーメントオブトゥルースは存在しますが、美容室にも同様に、カットなどのサービスを取り囲むようにモーメントオブトゥルースがあります。